VOICE応用分野の勉強法
受験動機などは数理の方で書かせていただいたので、そちらをご参照ください。まず、なぜ社会科学を選択したのかというところを軽く説明すると、進路選択の際、経済学部に行くことも考えるくらいにはデリバティブ・クオンツに興味があったこともあり、マクロ・ミクロ含めて経済学自体を何も知らなかったのですが、社会科学にすることにしました。結果的に進路は情報系に進んだので理工学分野で受ければよかったなと思います。
応用分野の勉強法についてですが、社会科学は一般的には勉強が難しいと言われています。何より、合格体験であったり勉強法を調べても、ほとんど見つからないことがネックだと思います。そして、参考書も少ないことがあります。私は、計量経済学の本、効果検証法の本、時系列解析の本、そして因果推論の本を読み、まず社会科学分野に関する統計の知見を深めることに専念しました。結果的に、時系列解析は解ける気がしなかったので本番でも避けることに決めていましたが、計量経済学と因果推論は学んでおいた方がいいと思います。
公式テキストと過去問を詰めていく中で、応用分野も結局は数理ができることが大前提という結論に自分の中でなり、数理の理解を深めることに専念したことがいいように作用したように思います。そして過去問の問題を見ていると公式テキストに載っている分野が大体網羅されていたので、応用分野は過去問を埋めていき、わからなかったところはひたすら調べるのが最短だと思います。
当日の感触としては過去問の時とはうって変わって、全部解けました。これもまた問題の取捨選択がうまくいったかなと思います。特に応用分野は地雷分野がわかりづらいので素早い判断が重要だと感じました。何より最優秀賞とわかり、ホッとしました。結果的には社会科学で受けてよかったなと思います。