VOICE分析業務の理解の土台として
私は入社1年目でデータサイエンティストとして社内プロダクトの分析を中心に担当しています。内定後に会社業務を担当するにあたって、データ分析に関する知識や根本的な理解が必要だと思いました。しかし、自分は大学院までは情報系ではなく、統計分析の基本的な知識を体系的に学んでいくことが必要だと思いました。実務レベルでは幅広い統計手法を網羅的に理解することが必要だと思ったので、準1級の取得を目指しました。大学院2年の秋ごろに受験を決め、途中修論等で中断したものの4ヶ月程度で合格できました。
試験対策では、最初に統計学の基礎的な理解には統計学入門[1]を使いました。[1]を一通り読んだ後に公式のワークブック[2]を一通り読んで出題範囲の概要を知った後に公式過去問題集[3]に取り組みました。自分は2級までを受験していなかったので、1から準1級の幅広い出題範囲をカバーするのはなかなか難しいと最初は思っていましたが、2周ほど[2]を読み、[3]で演習を積むことで体系的に理解できました。公式のワークブックは説明が簡潔で難しいと思われがちですが、膨大な出題範囲を考えればよくまとまっており良いと思いました。必要に応じて、自分で用語等を調べることでさらに統計学の基礎的な理解が深まったと思います。
本検定の受験を通じて良かったのは、分析手法の知識の土台を得られたことだと思っています。分析業務でも本検定で勉強した分析手法が思い浮かぶので、本検定が実務でも役立っていると思います。これからも学んだ知識をデータ分析業務に活用しつつ、統計分析の理解をさらに深めるために統計検定1級に挑戦します。
勉強に使った書籍
[1] 統計学入門(基礎統計学 I )
[2] 日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック
[3] 日本統計学会公式認定 統計検定 準1級 公式問題集