VOICE勉強を通して作れた自分の「強み」が何よりの財産

統計検定に興味を持ったきっかけは、大学の知り合いが一年生の時に合格をしていたことです。それと同時に、大学の講義で基礎統計をとり、その授業では2級レベルの内容ではありましたが、統計という分野が非常に興味深いこと、また応用数学が好きであったことから勉強を始めようと思いました。
大体2月から勉強を少しずつ始めましたが、当初の知識としては大学教養レベルの線形代数、微積分学がわかるくらいでした。まずは準1級の勉強から手をつけましたが、こちらのテキストはかなり範囲が広く絶望しかけました。実際にデータサイエンティストとして働くことになるとしたら重要であろう分野が入っていることを調べていくうちに知り、公式テキストを一周しました。そして1級の勉強に関してなのですが、みなさんご存知の久保川本の現代数理統計学の基礎を9章まで三周ほど読みつつ問題を一通り解きました。解説が詳しいわけではないので生成AIやネットを駆使して分かりやすく解説してくれている人を参考にしていました。完璧にする必要はないと思います。
公式テキストと過去問は何より大事なため何周もして、少なくとも数理に関してはテキストの範囲ではわからないところがないぞ、というレベルまでやり込みました。
世間一般の方を見ていると、実務はできるが数学力的に苦労しているという方が多いように感じます。自分は知らない統計手法がどんどん出てくることに戸惑っており、まずは覚えることに苦労したので、数学面で苦労しているという方は線形代数のしっかりした本、例えば僕の場合、一年生の時に長谷川先生の本を熟読したのが効いていたと思います。
最後に感想としては、当日終わった後に普段よりできなかったので落ち込んだのですが、大問選択は最適化できたということもあり悔いなく終われました。勉強を通して自分の強みが作れたのでそのことが何よりの財産です。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系