VOICE「合格するため」だけではなく、統計学全般への理解を深めるため
社会人として働き始めてから、データの根拠を示したり、それを基に考察する機会が増えました。その中で、改めて統計学の重要性に気づき、まずは統計検定2級から学び始めました。2級を目標にすることで、統計学の基礎を体系的に学ぶことができると考えたためです。
準1級に初めて挑戦したのは、PBT(Paper Based Testing)が実施されていた時期でした。しかし、その時は4割程度の得点しか取れず、不合格に終わりました。その後、準1級の範囲が非常に広いことを実感し、「合格するため」だけではなく、統計学全般への理解を深めるため、出題範囲外の内容も含めた幅広い学習を数年間続けました。
今回、本格的に受験を目指すことを決意し、公式ワークブックと過去問を活用しながら、出題範囲全体をカバーできるように努め、問題の傾向分析と対策を徹底しました。その結果、準1級に合格し、合格者の声にも寄稿する機会をいただくことができました。この試験は、2級と比べて範囲の広さも難易度も格段に高く、一段跳び抜けたレベルだと感じています。そのため、今回の合格は大きな自信につながりました。
現在、因果推論など、準1級の試験範囲には含まれないものの、ビジネスで頻出の統計分野についても学習を継続しています。これらの知識を日々の実務に活かしながら、今後のタイミングを見て1級への挑戦も視野に入れたいと考えています。