VOICE丁寧に統計学に向き合う経験

データ分析を担当する部署に配属されたことが、統計学を本格的に学ぶきっかけとなりました。業務で扱う課題に対して適切な分析ができるか不安があったため、データ分析の専門部隊としてデータを正しく理解し活用できる力を身につけたいと思い統計検定の受験を決めました。
勉強方法については、過去の合格体験記を参考にし、久保川達也先生の「現代数理統計学の基礎」を中心に学習を進めました。はじめは読み進めるのがやっとでしたが、時間を惜しまずに各定理や命題を手を動かし証明することで、計算力とその背後の考え方を深く理解できたと感じます。有名な書籍であることから、著者のサイトも含めweb上にヒントが多くあり、独学でも学習を進めやすかったです。
ビジネスにおいて、統計的な分析結果に基づく意思決定の場面は多く、適切なアプローチで正しく分析結果を読み解く、伝えることは非常に大事であると思います。統計検定では、単に計算力を問うだけでなく、その考え方や背景知識が求められるため、各問題に向き合うことで本質の理解に近づくことができたと思います。丁寧に統計学に向き合う経験は業務だけでは疎かになりがちであり、統計検定を受験したからこそ得られたものだと思います。今回の経験を活かしてビジネスにおける課題解決に貢献できる分析スキルを今後も磨き上げていきたいです。