VOICE病理医が専門統計調査士に合格するまで

私は日々、業務として病理診断を行いつつ、臨床データを用いた研究に従事しております。解析には当然ながら統計学的な検討を行う必要がありますが、その理論的な背景に対する理解が必要と考えました。そんな中インターネットで本検定に出会いました。臨床研究を行うにあたり、生物学的な数値のみならず、生活の質等を問うアンケートの結果も扱うことがあります。より適切な調査法に基づいて研究を行いたいと思い、学習のモチベーションにしようと専門統計調査士の取得を目指すことにしました。
出題範囲・傾向を把握するため公式過去問題集を入手しましたが、やはり馴染みのない用語が多いと感じました。過去問研究に加え、e-Govで統計法の内容を確認したり、その他のWebサイトを参考にしたりすることで、まずはCBT形式で行われている統計調査士試験に合格することができました。続いて専門統計調査士試験の受験のため、過去の合格者の方の体験記を参考にWebサイトや専門書を参照して学習を進めました。統計調査士試験と比較し、より実践的な調査手法や解析法についての設問が多く、イメージを掴むためには成書やWebサイト等複数の資料を参考にすることが必要でした。
試験日は過去問題集を直前まで見直し、試験に臨みました。実際の試験は過去問題と類似した問題が多く出題された一方で、新しい制度にまつわる時事問題も含まれていた点が印象的でした。結果的に最優秀成績賞までいただき光栄に思います。今後はこれまで学んだ知識を活かして研究を行いたいと思うと同時に、統計検定「データサイエンス」にも挑戦したいと思っています。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系