VOICE幅広い知識が求められ,改めて勉強不足を痛感しました

医療機器メーカーで統計解析の仕事をしている関係で、統計検定は2011年に2級、12年に1級と3年連続で受験しています。仕事をしながら勉強時間を捻出するのは非常に大変でしたが、今回1級に成績上位で合格でき、非常に喜ばしく思います。
今回の試験では応用分野の問題選択の自由度が高まりましたが、その分難易度は上がり、分量も増えたため全体的に難化した印象でした。日頃ソフトウェアを利用して求める統計量の理論的意味合いや、結果の解釈など、幅広い知識が求められ、改めて勉強不足を痛感しました。
受験にあたり、数理分野は公式テキストや過去問に加え、問題演習量を増やすためにDeGroot & Shervishの"Probability and Statistics(4th ed)." などで勉強しました。またThe Royal Statistical Society(RSS)のGraduate Diplomaの問題が過去10年分以上公開されていますので、これを使って勉強するのも良いかと思います。
応用分野(医薬生物学)の参考書・問題集探しには苦労しましたが、公式テキストの参考文献やArmitage, et al. の"Statistical Methods in MedicalResearch(4th ed)"などで勉強しました。医薬生物学を選択する方であれば仕事柄、関連する内容を扱うことも多いと思いますので、その都度試験を意識しながら取り組むことも、良い対策になると思います。
今後は1級合格の名に恥じないよう、継続的に学習を続け能力を磨いてまいります。2014年からはGraduate Diplomaも開催されますので、受験を積極的に検討したいと思います。今後統計検定が発展普及し、統計能力の証明として幅広い領域で活用されることを期待致します。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系