VOICE統計学は情報氾濫の現代における羅針盤

私は病院で医薬品の情報管理を行っている薬剤師です。統計を勉強し始めたきっかけは、情報を正しく理解し評価するために統計学の知識は不可欠だと感じたからです。
私が、RSS/JSS試験を知ったのは統計検定のホームページでした。興味本位でみた試験問題はとても難しく解説を読んでも理解が大変だったと覚えています。それでも挑戦する気持ちで2014年に初めてRSS/JSS試験を受験しました。その際は合格に至らなかったものの、自身の実力を理解するとともに、決して合格できない試験ではないという手ごたえも感じました。翌2015年の試験では理解が浅かった「分散分析」と「回帰分析」を中心に過去問と見本問題を徹底的に勉強しました。それでも理解が進まない部分は統計検定の公式参考書「統計学」「統計学基礎」を繰り返し読むことで、理解を深めることができました。また、統計検定を通じてできた知人と意見交換を行い、分からない問題を教えてもらい、逆に知人が分からない問題を分かりやすく伝えるためにとても深く考えることで新たな発見をすることもありました。試験は勉強してきたものを十分発揮することが出来たと感じたものの、まさかPass with Distinctionを頂くことができるとは思ってもいませんでした。それだけに、評価を頂いたことを嬉しく感じています。
私はまだ、統計の勉強を始めて2年程度で分からないことばかりだと日々感じています。それでも統計を学んでからは日常的にデータの背後にある本質を意識するようになったと感じています。そして、玉石混淆の情報が溢れている現代において、統計学の知識を活かし評価を行うことが情報に惑わされず行動するためには不可欠であると実感しています。今後も統計学の勉強を続けるとともに、是非Graduate Diploma に挑戦したいと考えています。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系