VOICE実践的な利用への第一歩として

私は生物学を専攻する学生で、特に生物情報科学に関心があります。
遺伝子や転写産物、タンパク質の情報を網羅的に取得できるようになった昨今、生命システムはビッグデータとして捉えられるようになってきています。直観的には理解できない巨大なデータを解析するためには、統計学の基礎を習得することは避けては通れないと感じたので、医薬生物学分野を受験することにしました。
医薬生物学は、他と比べてよく対策しなければいけない分野だと思います。確率分布の性質や統計的推定といった統計数理でも問われる内容が、よく出題される理工学分野などと比べて、専門的な内容の理解が問われる傾向にあるからです。特に比較試験の問題が多いので、その周辺知識を押さえておくと心強いと思います。
ただし、まずは統計数理の内容を理解することが大切だと思います。対策が必要だとは書いたものの、基本がわかっていれば後は考えれば解けるようにできている問題もしばしば見られます。したがって、多少数理の勉強が長引いてしまっても、慌てず取り組むと良いと思います。
試験本番では合格をいただけましたが、正直なところまだ理解しきれていない部分も多いです。今後も気を緩めず、楽しく統計学と向き合いたいと思います。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系