NEWS2023年度統計検定１級における合否誤りについて

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令和6年1月31日

2023年度統計検定１級における合否誤りについて

一般財団法人統計質保証推進協会

　2023年12月18日に合否を公表した2023年度統計検定１級の試験において、一部の受験者の合否判定に誤りがございました。
　受験者及びその所属団体並びに統計検定に信頼をお寄せいただいているすべての皆様にご心配・ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございません。特に、試験結果が変更となる受験者の皆様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。

　以下に、発生内容と今後の対応についてご案内いたします。

１.　発生内容

　統計検定１級「統計応用」試験の受験者918名のうち「理工学」の受験者84名および「社会科学」の受験者4名（合計88名）の点数の誤入力が生じました。内訳は下表の通りです。

※合格判定はS（最優秀成績賞）、A（優秀成績賞）、Bに分かれる。不合格判定はC（不合格者のうち上位20％まで）、D（不合格者のうち上位20～40％まで）、E（不合格者のうち上位40％よりも下）に分かれる。

　なお、以上の88名のデータ以外はすべて正しく入力されていることを確認しました。

２.　発覚の経緯と発生原因

　合否結果を受け取った受験者から2024年1月4日に、自己採点結果と通知された結果が大きく乖離しているという問合せがあり、それを受けてすべての解答・採点結果と入力データを照合した結果、１で説明した88名の点数の誤入力を確認しました。
　状況を確認後、ただちにデータ入力を委託した事業者に対して報告を求めました。その結果、納品用のファイルは受験番号順に、入力結果のファイルは入力作業順になっており、納品用ファイルと入力結果ファイルの間に「ズレ」が生じていたにもかかわらず、「そのまま」貼り付けて「行ズレ」が生じたことが明らかになりました。本来は受験番号をキーにしてマッチングすべきでしたが、その作業を実施しなかったことが原因でした。受験者それぞれの点数は正しく入力されていましたが、入力作業で受験番号順に並んでいなかった88名のデータで「行ズレ」が生じたものです。

３.　対応

　１で説明したデータ誤入力があった受験者の試験結果（合否、優秀成績賞、最優秀成績賞、不合格者のうち、上位何パーセントという判定）を正しい点数に基づいて修正いたします。この修正に伴い、いずれかが変更となる69名の受験者には、2024年2月1日以降に改めて試験結果通知書類を発送し、誤った試験結果通知書類の弊協会への返送又は廃棄を依頼させていただきます。
　また、合格から不合格へと修正された受験者には、お詫びをさせていただくとともに次回2024年11月の１級「統計応用」の無料受験等をご提案させていただきます。

4.　再発防止策

　これまで統計検定１級の試験においては、入力業務を事業者へ委託せず採点者自身が入力しており、誤入力は起きておりませんでした。今回、誤入力をした事業者に入力業務を委託したのは、統計質保証推進協会としては初めてです。受験者が毎年増加している状況で、迅速にデータを入力し、合否判定を遅延させないために、より専門性の高い事業者に委託するとの方針による選定でした。
　今後は仕様書の通りに業務が遂行されているかを確認するため、委託事業者から作業ファイルやプログラム等の現物提出を求める等の対策を加え、データ入力の作業フローを再構築し、再発防止に努めて参ります。

５．今回の件に関する問合せ先

　今回の事案に対する問合せは下記の電話番号、およびメールアドレスでお受けします。

電話番号：
0120－758－505
※ 2024年2月から3月末まで設置いたします。受付時間は平日10:00～17:00となります
※ 試験結果についてお電話でご確認されたい方は、お手元に受験番号をご用意しておかけください。

メールアドレス：
support@toukei-kentei.jp
※ 試験結果についてメールでご確認されたい方は、受験番号をお知らせください。

追記
修正したWeb合格発表を、2024年2月1日に掲載いたしました（参照：2023年のPBT方式試験の結果を修正いたしました）