NEWS第72回統計グラフ全国コンクール -統計検定4級(活動賞)
「第72回統計グラフ全国コンクール」には全国から19,548作品の応募があり、このうち744作品の制作者929名に「統計検定4級(活動賞)」が贈られました。そして、特選6作品のうちから、次の作品が、新学習指導要領の「資料の活用」および「データの分析」の趣旨に沿う統計的活動として特に優秀と認められ、日本統計学会会長賞が授与されました。表彰状は2025年2月に受賞者にお送りいたします。
統計学会会長賞受賞作品
作品名:「バレーボールの勝敗は、何で決まる?」
作成者:田中 満雄さん(宮崎県 一般)
日本統計学会会長賞は、12月4日(水)に開催された全国統計大会において、照井伸彦日本統計学会会長から授与されました。受賞作品に対して、コンクールの渡辺審査委員長から、「この作品は、バレーボールの勝敗要因を統計的に分析し、試合ごとのプレー成功率を勝敗別に比較しています。箱ひげ図を用いて得点率やレセプション成功率に「有意差」を示し、視覚的に説得力を高めています。また、度数分布と正規分布を重ね合わせ、勝利のための基準値を具体的に提示する工夫が見られ、分析の深さが際立ちます。スポーツ戦術への理解と統計リテラシーの高さも感じさせる優れた作品です。特選および日本統計学会会長賞の受賞、おめでとうございます。」とのコメントが寄せられました。