VOICE医療や福祉の現場でも非常に大切であると思われました

統計という教科をまともに学んだことはこれまで一度もありませんでしたが、昨今統計的な分析や手法の大切さが叫ばれ始めたことで意識するようになりました。そしていくつかの本を読んで学びました。
論文をただ読むだけでは表面的なことしか分からず、作られた結果に踊らされるような現実があります。日々多忙な臨床医にとって、統計的なデザインや手法をきちんと理解するのはなかなか大変なことで、製薬会社から提供されたデータだけを鵜呑みにしている医師が多いのが現実です。
統計はデザインの仕方、解析の仕方次第で時に違った結果を導くことも可能だと思います。医療の現場では莫大なお金が動きますから、現実には利益供与などの問題もあり、作られた正しさの中で、盲目的に支配されている医療従事者が多いことも否めません。国際的にも最近になってやっとこの点が問題視され、データ改ざんなどの報道も時に見受けられるようになりました。
統計をきちんと勉強して学ぶ中で、そのデータが真に意味するものは何かを理解することは経済や学問の現場だけではなく、医療や福祉の現場でも非常に大切であると思われました。
もしそうしないならば、良かれと思いこんでしたことが、時に患者さんにとって悪いことをしていることにすら気づかないことがありうるからです。
今後は、医療や福祉系の大学においても、統計的考え方・統計的手法を学ぶべく統計の授業により重きを置いていくべきであると思います。統計は、今後英語同様に国際的リタラシーとして必要な存在になっていくのではないでしょうか?

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2025年1116日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系